全日本学生
ボードセイリング選手権大会団体戦
in 蒲郡
Report 1年:須山 高行
いよいよ1年のうちで最も盛り上がる、全日本学生ボードセイリング選手権大会団体戦が北西の強風で知られる愛知県蒲郡で3月3日から5日までの3日間の日程で開催された。今年度は、昨年優勝の明治大学と強風から微風まで充実したメンバーで今年こそはと優勝を狙う同志社大学が優勝候補とされ、我が関東学院大学は、昨年2位へと転落したせいかあまり期待せれていなかった。しかし、周囲のそんな目はなんのそのと優勝を再び奪い取る気は十分であった。
我が大学のメンバー5名はというと、インカレ優勝の八尋、準優勝の小田はもちろん決定、強風に強い大木も決定していたが残り2名はなかなか決まらず、何度もセレクションレースを行ないやっと決定したのは大会の1週間前であった。4人目は、4年浅羽。5人目は、2年で現主将の山梨である。誰もが出場したいこの大会の選ばれたメンバー達は、学校と他の部員達の思いを胸に蒲郡へと向かう。
3月3日・1日目
レース初日から蒲郡の吹くというジンクスがやぶられ微風でのスタートとなった。我が大学出場メンバーは八尋、小田、大木、の3人。
1Race
小田が下一からポートスタートの連中を「どけオラー!!」の一言で止めさせ、絶好のスタート。その後レースを制したのは関東学院4年八尋、ところが、このレースが運営の手違いでNoレースとなってしまった。
2Race
メンバー3人共下から好スタートしたが、フィニッシュしてみると3人共パッとせず、このレースを制したのは明治大学4年高橋選手だった。
3月4日・2日目
初日についで朝から中風ぐらい、メンバーは昨日と同じ3名。
3Race
スタートから同志社大学の奥田選手がトップを守りきりトップフィニシュ。関東学院大学の小田、八尋も3位、4位でまとめるが、3人目の大木がいい結果が得られずこの時点で1位同志社大学、2位関東学院、3位明治大学となる。ここは何としても大木に期待がかかっている。
4Race
やっとプレーニングするくらいの風が吹いてきた。小田がなんと1下で2位と半レグをつけて独走トップフィニッシュし、八尋3位、大木も期待に応えて6位となり、なんと3人合わせて10pointという少ないポイントで1位同志社をつきはなし、トップにたった。これで勢ずいてほしいところである。このレースでは強風に強い大木が頑張った。
5Race
風がスタート直前に振れて半数の人達がポートスタート。同志社4年奥田が2位でフィニッシュしたが、同志社にとって、いたいリコールとなる。一方、関東はというと、1位小田、2位大木というワンツーフィニッシュ。これにより2位同志社とかなりのポイントがひらいた。このレースでも大木ががんばりを見せた。
3月5日・3日目
3日目は朝から風が安定せず午前はウエイティング。午後は蒲郡には珍しい北東がしだいに強くなってきた。
6Race
関東学院の小田が2位、八尋が1位とまたもワンツーフィニッシュとなるが、大木が32位となり、同志社に追い上げられてきた。
7Race
運命の最終レース。1レースよりも風があがってきた。こうなったらもう、うちのペース。結果は、いうまでもなく、小田1位、八尋5位、大木10位とポイントをまとめ、見事同志社と、50ポイント差近くつけ見事団体優勝をかざった。
団体順位 |
大 学 名 |
個人順位 |
氏 名 |
優勝 |
関東学院大学 |
1位 |
小田和亮 |
2位 |
同志社大学 |
2位 |
八尋裕一 |
3位 |
明治大学 |
3位 |
角谷宏朗 |
